2013年05月02日

古いジュエリーボックスを修理したはなし

何年か前、母に古いジュエリーボックスをもらった。「あんたならきれいに治して使うだろうから」って。昔から母がずっと使っていたものだ。お洒落好きな母(私とは正反対!)のジュエリーボックスを開けると、ぎっしりと指輪やネックレスが入っていて、子供の頃こっそり覗くのが楽しかったっけ。

届いたボックスは、フタに貼られてあった布が取れて無くなっている。全体も傷だらけだ。特に高価なものではないけど、思い出の品。なんとかきれいに修理したい。
…と思ってから数年経過してしまった。ボックスはそのまましばらく私が製作したストラップやネックレスを収納するのに使っていたのだけど、重い腰をあげて本格修理に乗り出すことにした。
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まずフタに貼る布を作らねば。イメージとしては、キラキラしてロマンチックで品のいい、昔の淑女が持っていたような宝石箱にしたい。考えた末、手持ちの西陣織の帯地にビーズで刺繍することにした。デザインは額のように金のビーズで縁取りすることだけ先に決めて、額部分から刺した。ビーズ刺繍の本をヒントに、スパンコールで花を刺し、葉を刺し。ようやくフタに貼る布が完成した。

次は布をふっくらさせる。あらかじめ布をはめ込む部分の大きさにカッティングボードを切っておき、その上に厚地のキルト芯を、順々に小さくなるようにカットした4枚を、下からピラミッド型に重ねた。キルト芯同志の間には手芸綿を薄く敷いて挟んだ。刺繍が終わった布を、重なったキルト芯の上からかぶせてカッティングボードの裏側に回し、テープで固定。これでフタにはめる布部分の完成。

箱本体にはサンドペーパーをかけて、油性カラーニスを塗った。内側の布は堅く接着してあったので、そのままにした。ニスが乾いたところで、フタに布を貼り付けてできあがり。

とこれだけのことだけど、刺繍の途中で花のデザインが思いつかずに放置したりして、足かけ3年もかかってし
まった。使えないでいたビーズやスパンコールも、活用できて良かった。見違えるようにきれいになったので満足している。

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鉱物コレクションからいくつか飾ってみたよ
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posted by kobune at 12:20| クラフト | 更新情報をチェックする
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