2017年05月12日

ミズバショウを探して(後編) Looking for Asian skunk cabbage

ミズバショウを探して(前編)の続き。
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女満別湖畔のミズバショウは空振りに終わったけど、せっかくここまで来たから「感動の径(みち)」を通って海までドライブすることにした。


このルートはカーブが多く、網走方面に抜けるトラックなどでけっこう交通量もあるうえスピードを出してる車が多い。運転に気が抜けず景色を見たくても気軽に駐停車しにくいので、いつも中園神社に車を停めて休憩する。ここなら安心して駐車場に停められるし中園神社前の農地は知床の山が一望できる絶景ビュースポットだ。この日も好天で知床の山々がよく見えた。
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下・東藻琴寄りの農道で
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斜里国道に出て海沿いを少し走ってから山道に折れて帰路につく。涛沸湖(とうふつこ)入り口の公園に立ち寄って写真を撮った。ここも涛沸湖越しに斜里岳がきれいに見える。
さて帰ろうと湖沿いの道を走っていたら、ミズバショウ発見!
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道路と湖に挟まれた湿地帯にひっそりつつましく群落があった。
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これよ!これが見たかったの。感涙。来年からはここのミズバショウを訪ねてこよう。
ただしこの場所は道幅が狭くて駐車スペースがほとんど無く、道がカーブしていてしかも山沿いなので薄暗い。停車には気をつける必要がありそうだ。写真を撮るのも数分で切り上げた。

毎年春一番に見に行くのがミズバショウの花だ。オホーツクでは山の湿地などで自生しているのを見かけることもあるけど、やっぱり湖や湿原に群生している姿が一番美しいと思う。芭露や女満別など有名な生育地に赴けばそうした姿を見られるのが当たり前と思っていたけど、それらは予算と労力をかけて守られていたんだなぁと今回気づかされた。当たり前のように見られたことは幸せだったのだ。今までありがとう、感謝。芭露&女満別いつか復活を願っています。(私見だけど水芭蕉の時期は有料化しても良いのではと思う)
このたび見つけた自生地もずっときれいに自然のままでいられますように。
posted by kobune at 13:03| 北海道・オホーツク | 更新情報をチェックする

2017年05月10日

ミズバショウを探して(前編) Looking for Asian skunk cabbage

GWは絶対ミズバショウを見に行こうと決めていた。ミズバショウの季節には少し遅いのだけど、4月は休日がことごとく天気が悪かったのだ。今年は久しぶりに女満別湖畔へ行ってみた。天気が良いし楽しみだったけど、結果から言うとガッカリした。

公園駐車場脇の林の中にミズバショウがちらほら咲いていた。車を停めて写真を撮りたかったけど、林の中を清掃車が絶賛掃除中だった。風の強い日だったので巻き上がる粉塵が駐車場の車を容赦なく襲い、辺りは白く濛々とかすんで車から出ることもできない。GW真ん中の昼過ぎという一年でもっとも観光客が多い時に大掃除しなくてもと思った。早朝や夕方やればいいのに気が利かない。
湖畔へ車を進める。女満別湖畔の水芭蕉群落は天然記念物なのだが、木道は朽ちて進入禁止のロープが張られ、枯れ草や枯れ枝で埋まった湿地にミズバショウはほとんど咲いていなかった。

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天然記念物の説明板と進入禁止の木道
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清掃車の埃にかすむ水芭蕉

昔はたしかに奇麗なところだったのだ。10数年前に見に来たときは湖畔沿いに続く水芭蕉群落の美しさに感激した覚えがある。湿地に落ちる枝や倒木を取り払ったり草刈りなど環境維持の手間は大変だと思うし、予算もかかるのだろう。湧別町・芭露(ばろう)の水芭蕉群落も数年前から放置されているし、交付金カットでもされたのだろうか。ここ数年、行政がミズバショウ群落を守る余裕が無くなっているようだ。地方の宝石が失われつつある。悲しい。

ミズバショウを探して(後編)に続きます。
posted by kobune at 13:32| 北海道・オホーツク | 更新情報をチェックする